ニックネームを作成,修正,削除するためには,まず,操作メニュー中から「ニックネーム編集」を選びます.するとニックネーム編集ウインドウが現われます.ニックネーム編集ウインドウは,大きく分けて3つのボックスからなっています.あなたが定義したニックネームを表示する「ニックネーム」ボックス,ニックネームが参照している電子メールアドレスを表示する「アドレス」ボックス,ニックネームに関する個人的な情報を記入する「備考」ボックスです.ウインドウの下のほうに各種のコマンドボタンがあります.
図-86.ニックネーム編集ウインドウ
13.1新しいニックネームを作成
新しいニックネームを作成するにはニックネーム編集ウインドウ上にある「新規」ボタンをクリックします.Eudora-J が,作成すべきニックネームにつける名前を聞いてきます.
図-87.新しいニックネームの名前を入力する
ここで新しく作成したいニックネームの名前を入力します.もしニックネームを「受取人名簿」(14節を参照)に登録したいときは「受取人リストへ追加する」ボタンをクリックしてください.そのあと「OK」をクリックします.
ニックネームは「ニックネーム」ボックスに表示され,カーソルは「アドレス」ボックス内で点滅しています.このアドレスボックス内にさきほど作成したニックネームで参照されるべきユーザの正確な電子メールアドレスを入力します(次図参照).
図-88.ニックネームで参照されるべきアドレスを入力する
もし電子メールアドレスに本名を含めたい場合は,電子メールアドレスのあとに括弧でくくって入力してくださいニ.例えば,ushiyama@birdie.ge.niigata-u.ac.jp(牛山幸彦)のようにします.
※本名はメールの中に見える形で挿入されます。「おまえのかーちゃんでべそ」のような不適切な名前は使うべきではありません。
図-89.ニックネームに実名を付加する
「アドレス」ボックスには,カンマかリターンで区切って複数の電子メールアドレス(ニックネームもOK)を入力することができますニ.「アドレス」ボックスに複数のアドレスを入力した場合,その複数のアドレスはひとつのニックネームで参照することができます.複数のアドレスをひとつのニックネームで参照するようにすれば,いわゆる,メーリングリストを作ることができます(次図参照).
※ニックネーム編集ウインドウは、改行文字を電子メールアドレスのセパレータとして使うことのできる唯一のウインドウです。他のウインドウではセパレータは必ずガンマを使用しなければいけません。
図-90.ニックネームをメーリングリストとして使う
「備考」ボックスには作成したニックネームに関連するテキストをいれます.「備考」ボックス内をクリックして,必要な情報をいれてください.このボックスには,例えば,作成したニックネームで参照される人の勤務先,役職,あるいは電話番号などを入力するとよいでしょう.
※備考ボックスに入力した情報は送信されるメールに挿入されません。
図-91.ニックネームに関する備考を入力する
ニックネームは別のニックネームを指し示すことができ,指し示されたニックネームはさらに別のニックネームを指し示すことができます.最終的にニックネームはある現実の電子メールアドレスひとつ,あるいは現実の複数の電子メールアドレス(メーリングリスト)に必ずたどり着かなければいけません.例えば,先の例で「ushiyama@birdie.ge.niigata-u.ac.jp」のニックネームとして「トラチャン」が,「トラチャン」のニックネームとして 「NWJ翻訳グループ」が定義されている場合,メールアドレス中に指定した 「NWJ翻訳グループ」のトラチャンは最終的に「ushiyama@birdie.ge.niigata-u.ac.jp」に展開されます.
アドレスボックスと備考ボックスとに必要な情報を書き込んだあと,さらに別のニックネームを登録するには「新規」ボタンをクリックします.
新規ニックネームの登録,あるいは登録済みのニックネームの修正が終わったら,ニックネーム編集ウインドウを閉じます.ダイアログボックスが現われて,あなたがおこなったニックネームの登録あるいは修正を保存するかどうかを聞いてきます.
図-92.変更をニックネームファイルへ保存する
13.2ニックネームの修正および削除
ニックネームに連結されたアドレスや備考を修正するには,ニックネーム編集ウインドウを開き,ニックネームをクリックします.修正したいアドレスや備考の修正文字列の上でクリックし,直接,編集します.
図-93.ニックネームの展開のしかたを変更する
ニックネーム自身の名前を変更するには,「名前替え」ボタンをクリックしてください.ダイアログボックスが現われて,どんなニックネームに改名するかを聞いてきます.「受取人リストへ追加する」ボックスをチェックしておくと,「受取人名簿」にニックネームを追加(あるいは削除)することができます.フィールド内にしかるべき文字列を入力し,確認のあと,「OK」ボタンをクリックしてください.
図-94.ニックネームを変更する
ニックネームを削除するには,「削除」ボタンをクリックします.
編集あるいは削除が済んだら,ニックネーム編集ウインドウを閉じます.ダイアログボックスが現われ,変更を保存するか棄却するかを聞いてきます.ファイルメニューから「保存」を選択し変更を保存してください.
13.3「ニックネームへ登録...」 コマンド
操作メニュー中の 「ニックネームへ登録...」 コマンドは異なる2つの方法でニックネームを定義するのに使います.
まず,ニックネーム編集ウインドウ上で,複数の異なるニックネームをコマンドクリック(コマンドキーを押しながらマウスをクリック)で選択します.この状態で,「ニックネームへ登録...」コマンドを実行すると,選択されているニックネームに対するニックネームを聞いてきます.こうすれば,既存の複数のニックネームを一度に参照できるニックネームを簡単に作ることができます.
図-95.「ニックネームへ登録...」を利用してメーリングリストを実現する
もう一つ,カレントメッセージがアクティブな状態で「ニックネームへ登録...」を実行することによって,カレントメッセージのアドレスリストにニックネームをつけることができます.もしカレントメッセージが送信メッセージならば,そのメッセージ中の "To:" ,"Cc:" , "Bcc:" フィールドに指定された文字列をアドレスとするニックネームが作成される.もしカレントメッセージが受信メッセージならば,そのメッセージの "From:" フィールドのアドレスに対するニックネームが作成されます.もし複数のメッセージがカレントであれば(すなわち,書簡箱ウインドウで複数のメッセージサマリを選択している場合),それぞれのメッセージからアドレスが収集されて,そのすべてのアドレスに対して新しいニックネームが作成されます.
図-96.カレントメッセージからニックネームを作る
補注: 受信メッセージがカレントである場合,「ニックネームへ登録...」はカレントメッセージに対して「仮想の返信メッセージを作ります.その仮想の返信メッセージからすべての受信者を抜き出し,その受信者リストに対してニックネームを定義します.このとき,もし,「スイッチ...」ダイアログ中の「全関係者へ返事」が選択されていたら,ニックネームはメッセージ送信者だけでなく,メッセージ受信者全員について作成されます(同じことはオプションキーを押したまま,「ニックネームへ登録...」を選択しても可能です).「スイッチ...」中の「自分宛ても含める」が選択されていない場合は,新しく作成されるニックネームにあなたのアドレスは含まれません.
15.4ニックネーム編集ウインドウを使ってのアドレス指定
ニックネーム編集ウインドウ中の3つのボタンは,新しくメールメッセージを作りはじめたり,作成中のメールメッセージに送信先を追加したりすることに用います.メールの送信先をニックネームの中から選んだあと(コマンドキーを押しながらニックネーム上でをクリックすると複数のニックネームを選択することができます),"To:" ,"Cc:" , もしくは "Bcc:" ボタンをクリックして,しかるべきフィールドに選択したニックネームを挿入します.
図-97.ニックネーム編集ウインドウから新規メールの作成をはじめる
ニックネーム編集ウインドウのすぐ裏側にあるウインドウがメール作成ウインドウであるときは,ニックネーム編集ウインドウで指定したアドレスは,必要ならばコンマで区切られて,そのメール作成ウインドウのしかるべきフィールドに挿入されます.もし,ニックネーム編集ウインドウの裏側にメール作成ウインドウがない場合,メール作成ウインドウが新たに開かれ,ニックネーム編集ウインドウで指定したアドレスはそのウインドウ内のしかるべきフィールドに挿入されます.
図-98.送信先アドレスがセットされた状態のメール作成ウインドウ
13.5ニックネーム編集ウインドウでタイプして選択する
ニックネームボックス上でクリックすると,ニックネームボックスが太線の四角で囲まれ,ニックネームボックスが選択されていることをあらわします.ここで目的のニックネームの最初の2,3文字をタイピングすればニックネームを選択することができます.
図-99.タイプしてニックネームを選択する
13.6ニックネームと受取人名簿
ニックネームと受取人名簿は,違った機能です.ニックネームはアドレス,あるいはアドレスのリストの代用として使うためのものであり,受取人名簿はメニューから,直接,アドレスをメッセージに挿入するための機能です.すべてのニックネームを受取人名簿に設定する必要はありません.受取人名簿中のアドレスもニックネームである必要もありません.
もしニックネームを使ってメールを頻繁にやり取りしている相手があるときは,そのニックネームを受取人名簿に登録するといいでしょう.登録はニックネーム編集ウインドウ上でおこないます.
まず,ニックネーム編集ウインドウ中のニックネームボックスを見てください.登録してあるニックネームの先頭の文字とニックネームボックスのエッジとの間に隙間があるでしょう.ニックネームを選択したあと,カーソルをその隙間に移動するとカーソルの形状がメニューのミニチュア版になります.
図-100.受取人名簿に未登録のニックネーム
ここでマウスをクリックすると,ニックネームが受取人名簿に登録され,ニックネームの左には「・」が表示されます.
※ニックネーム上でダブルクリックすることによっても、ニックネームを受取人名簿に登録あるいは削除することができます。
図-101. 受取人名簿に登録されたニックネーム
もう一度同じ場所(カーソルがメニューの形になる場所)でクリックするとニックネームは受取人名簿から削除され「・」が消えますニ.受取人名簿については次の節でもっと詳しく解説します.
※受取人名簿に登録済みのニックネームを名前替えあるいは削除した場合、受取人名簿中の名前も自動的に名前替えあるいは削除されます。
13.7「ニックネームの補完」 コマンド
ヘッダフィールドでのタイピングの量を減らすためのもうひとつの機能があります.それはニックネームの補完機能です.メッセージヘッダにニックネームの一部分を入力するとEudora-J が残りの文字列を自動的に補完してくれます.
この機能は次のようにして使います."To:" ,"Cc:" あるいは "Bcc:" フィールドにニックネームを入力するとき,入力すべきニックネームの最初の数文字を入力し,編集メニューから「ニックネームの補完」を選びます.この時点で入力した文字列がニックネームを特定するに十分な文字列であったなら,Eudora-J はその文字列を自動的に補って完全なニックネームを作り出してくれます.Eudora-J がビープ音を出したら,入力した文字列はニックネームを特定するには不十分だったことを表しています.さらに数文字入力し,再度「ニックネームの補完」を実行してください.
例として,前に示したニックネームが定義されているとき,送信メッセージ中の "To:" フィールドに「al」と打ち込み,編集メニューから「ニックネームの補完」を選択したとします.「na」で始まるニックネームはただひとつ「nasa」に特定できるので,「na」を補完した「nasa」が "To:" フィールドにセットされます(次図参照).
図-102.ニックネームの補完
※オプションキーを押したまま、「ニックネームの補完」を実行すると、ニックネーム自身ではなく、ニックネームを展開したアドレスが挿入されます。
14.受取人名簿を使うへ続く