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第1章

 誰でもできる簡単セットアップ――4の3

Quick Stream/3 PPPサーバ

鵜川義弘  ARA ServerとApple IP Gatewayを使うインターネット接続は,設定も簡単で,Macintoshのユーザにとっては,研究室のMacintoshと同様の環境を研究室外に持つことができるすばらしい環境である.しかし,Macintoshだけでなく,Windowsユーザが多い研究室では,数少ない電話線をMacintoshだけに占有されることになるので,MacintoshとWindowsの両立ができるPPPサーバがあると便利である.

1.Quick Stream/3の設定

 Quick Stream/3(図1)はPPP専用のハードウェアで,簡単なセットアップにより手軽に3回線分のPPPサーバを作ることができる.専用のハードウェアを使用するので場所をとらず,パソコンで動かすソフトウェアサーバと比較して,フリーズ等の心配がいらないため,安定して運用できる.


図1 Quick Stream/3
写真は<http://www.transtech.co.jp/ products/products/p_spec/s-qstream.html>より

 Quick Streamは,製品に添付されている専用のフリーソフト(配布自由)(図2)を使うことでAppleTalkをPPP上に流すことができる.このためPPPによる接続時でも,ARAサーバと同様にAppleShareなどのファイルサーバを使いたいという要求に応えることもできる(接続先のPPPサーバはQuick Streamに限る).
AppleTalkが必要なければ,FreePPP等の一般のPPPクライアントソフトを用いて接続することもできる.もちろん,Windowsからの接続も可能である.

 図2 Quick Stream専用のフリーソフト

2.サーバの設定

 サーバの設定は,ネットワークに接続したMacintoshから専用のソフトウェア,QuickStream Manager(図3)を使って行う.このソフトウェアは設定時にのみ使用するもので,運用時は起動されている必要はない.

 図3 Quick Stream Managerのアイコン

 図4の例では,Quick Streamの本体のIPアドレスに「150.26.230.185」を,また接続してくるクライアントのアドレスのために,「150.26.230.186」から「150.26.230.188」までの3個のアドレスを設定している.

 図4 Quick Stream Setup(Protocols)画面

 筆者がテストした時点では,Quick Streamの設定をするMacintoshは,漢字Talk7.5.2ではなく英語システムのSystemTalk7.5.3で,ネットワークでEtherTalkを選び,複数のAppleTalkのゾーンがある場合には同じゾーンに属する必要があった.注意してほしい.