3.TCP/IPソフトウェアのインストールと設定

 以上の手続きが終わったら,TCP/IPソフトウェアのインストールと設定を行う.

(1)TCP/IPソフトウェアのインストール

 図15 ネットワークウィンドウ
 図16 ネットワーク構成ファイルの追加
 図17 ネットワークプロトコルの選択

 これで「現在のネットワーク構成(N)」にTCP/IPが追加された.次に,プロバイダの設定に合わせて,TCP/IP通信のための設定を行う.

(2)TCP/IP通信の設定
 以上の操作を行うと,「ネットワーク」ウィンドウの「現在のネットワーク構成(N)」には,「TCP/IP」という項目が増えているはずである.そこで,そのTCP/IPを選択して「プロパティ(P)」ボタンを押す(図18).
 こうして表示されるウィンドウには,TCP/IP通信のための各種の設定項目が含まれている.ASKnetのようなプロバイダの場合,デフォルトの状態から変更が必要なのは,DNSについての設定のみである.そこで「DNS設定」タブを選ぶ.ここではまず「DNSを使う(E)」を選択し,「ホスト(H)」には適当なホスト名を,「ドメイン(D)」の部分にはASKnetのドメイン名「ask.or.jp」をそれぞれ入力する.そしてその下には,プロバイダから指定されたDNSサーバのIPアドレスを図のように入力し,「追加(A)」ボタンをクリックする(図19).

図18 TCP/IP通信の設定を始める図19 DNSの設定(設定中の画面)
(図のIPaddressは203.179.96.1に変更しています)

 最終的には以上の操作を行うと,次のような画面表示になっているはずである(図20).そこで,「OK」ボタンを押してTCP/IP設定を終了する.ネットワーク関連の設定を変更した後は一度再起動する必要があるので,画面の指示にしたがう(図21).

 図20 DNSの設定(設定完了時)
(図のIPaddressは203.179.96.1に変更しています)

 図21 コンピュータを再起動する

4.ダイアルアップ接続を行う―ASKnetの場合

 これで,設定は完了したので,実際にASKnetに接続してみる.

(1)接続の開始

図22 接続先を選択する図23 接続条件の確認




図24 接続処理中の表示図25 ネットワーク接続に成功

(2)接続の終了
 インターネットの利用を終了し,電話を切るには,上の図25の画面で「切断(C)」ボタンをクリックする.

(3)自動的に接続する
 Windows 95では上記のようにして手動で接続を始めるほかにも,インターネットを利用するソフトを起動することにより,自動的に接続を行うこともできる.例えば,ダイアルアップ接続の準備ができている状態でNetscape Navigatorなどを起動すると,図26の画面が表示される.

 図26 インターネットへの自動接続

5.Windows 95でのダイアルアップ接続設定―NIFTY−Serveの場合

 NIFTY−Serve(以下NIFTY)でダイアルアップ接続を便利に利用するには,PPP接続条件の設定だけではなく,NIFTY側の特殊なログイン手続きを自動化するための設定を行う必要がある.Windows 95では,こうした設定のために「ダイアルアップスクリプトツール」を提供している.
 このセクションでは,すでにASKnetの場合で述べたようなダイアルアップ接続のためのソフトウェアの設定などが済んでいることを仮定して,NIFTYの場合に特有な接続設定について説明する.

(1)新しい接続の追加
 「スタート」メニューの「プログラム(P)」の中の「アクセサリ」から「ダイアルアップネットワーク」を開いて,「新しい接続」アイコンをダブルクリックする.接続名などを設定して「次へ>」ボタンを押し,さらに電話番号などを入力して「次へ>」ボタンを押して,アクセスポイントを登録する(p38「新しい接続の追加」参照).

(2)接続方法についての設定
 次に,接続方法について設定を行う.

図27 NIFTY接続の右クリックメニュー図28 NIFTY接続のプロパティの編集
図29 サーバの種類の指定図30 NIFTY用のTCP/IP設定

(3)スクリプトの作成
 次にNIFTYのPPPサービスを自動で利用するためのスクリプトの設定を行う.  1)「スタート」メニューの「プログラム(P)」の中の「アクセサリ」からダイアルアップスクリプトツールを起動する.
 2)「接続(C)」として先程設定したNIFTY用の接続を選択し,「スクリプト」の欄の「ファイル名(N)」にはNIFTY用のスクリプトファイルの名前を入力して「編集(E)」ボタンを押す(図31).
 3)このファイルはまだ作成していないので,図32のメッセージが表示される.「はい(Y)」を押して次に進む.
 4)自動的にメモ帳が起動するので,図33のようにスクリプトを入力し,ファイルとして保存する.  これでスクリプトの設定はできたので,ダイアルアップスクリプトツールの画面で「終了」を押す(図34).

図31 スクリプトファイルの指定図32 スクリプトファイルを新規に作成する
図33 スクリプトの入力図34 設定の終了

(4)NIFTY-ServeのPPPサービスを利用する
 「スタート」メニューの「プログラム(P)」の中の「アクセサリ」から「ダイアルアップネットワーク」を開いて,NIFTY接続用のアイコンをダブルクリックする.すると接続を始めるためのウィンドウが開く.そこで,ユーザ名にはNIFTYのユーザ名の頭に「NIF-」を付けたものを,パスワードにはいつもNIFTYで利用しているものをそのまま入力する.あとは「接続」ボタンを押せば自動的に接続される.接続を終了する方法はASKnetと同じで,「切断(C)」ボタンをクリックすればよい(図35).

 図35 NIFTY-Serveへの接続を始める

おわりに

 この項では,プロバイダとして標準的な設定条件を持つASKnetと,ログイン用のスクリプトを必要とするNIFTY−Serveに対してダイアルアップ接続を行う方法について説明した.これら2つの方法を知っていれば,ほぼすべてのプロバイダに対してのダイアルアップ接続が可能となる.多くのプロバイダではこうした設定の方法についての資料を配布し,かつ,問題が生じた場合には相談に応じてくれる.すでにパソコンを持っていれば,ダイアルアップ接続によりインターネットを体験するための初期費用はそれほど高いものではない.ぜひ,インターネット体験をすることをお勧めする.

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