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第4章

 自ら情報を発信する方法――(1の1)

情報発信への準備

牧原真治

インターネットの世界は,これまでgive and takeの精神で発展してきた.つまり,情報を受けたら,それに対して情報を発信すべきである.何を発信したらよいのかわからないと言う声に対しては,あなたがほしがっている情報は,他人もほしがっている.自分のほしかった情報をまとめて発信すれば,必ずしや求めてくる人があるはずである.
 インターネットのサーバと言えば,真っ先に思い浮かべるのはWWWであろう.WWWのよいところは,文字情報・画像情報・音声などを統一した環境で提供できるところである.また,Macintosh,Windows,Unixなど異なる環境であっても同じように情報を見ることが可能である.こういったところを利用し,イントラネットとしてLAN内部で情報の伝達手段としてWWWサーバを利用するというところが多くなっている.極端なところでは,プリンターの中にWWWサーバを内蔵させ,メンテナンスはWWWブラウザから行うなどというものまである.
 「インターネット=WWW」のような風潮があるが,そうではない.それ以外のサーバも適切なところに使用すれば,非常に有用である.例えば,gopherサーバは近ごろWWWに押されてあまり注目されていないが,文字情報を送るだけであれば,手間もかからず非常に便利である.フリーウェアやシェアウェアなどを配布する場合には,ftpサーバを利用する方が,スピードが早く快適である.

1.サーバマシンの選び方

 サーバマシンは,反応を早くするためにできるだけスピードの速いマシンを使用し,スピードの速いハードディスクを利用するようにすべきである.サーバのコンテンツをハードディスクから読み出して送り出すので,スピードの速いハードディスクは必須の条件である.また,安全のためにハードディスクはミラーやレイドなどの自動バックアップの効くものを利用することを勧める.

2.電源

 電源容量には余裕を持たせる必要がある.余裕のない場合,モニタの電源を入れた瞬間にブレーカーが上がり電源が切れてサーバクラッシュという事態も考えられるので,十分使用電力の計算をしておくべきである.

3.無停電装置

 Macintoshは比較的停電に強いが,Unix,WindowsNTなどは,瞬間的な停電によってシステムダウンすることが多い.雷の多い地方では,落雷によって瞬間的な停電が起こることが多いので,それに対する対策が必要である.また,できればバックアップ用のバッテリーがなくなる前に,自動的にシステムが終了するものが望ましい.

4.ネットワーク

 IPアドレス固定でEtherNetに直接接続すべきである.また,ドメインネームシステム(DNS)に登録しておき,ユーザが覚えやすい名前を付けることが望まれる.また,防火壁(Firewall)を設置してある場合には,外のネットワークからアクセス可能とするためには,防火壁の外にサーバを設置する必要があるので,ネットワーク管理者とよく相談し,セキュリティホールとならないように注意する必要がある.また,ルータを何度も経由するような場所にサーバを設置すると,ネットワークパフォーマンスの低下を招く可能性があるので,注意が必要である.


ドメインネームシステム(DNS)
IPアドレスは無味乾燥な数字の集まりであり,多くのアドレスを記憶するのは難しい.それに対して人間になじみのある名称を付けることができれば,記憶しやすく伝えやすい.ドメイン名を登録するには,ネットワーク管理者に頼んでDNSサーバのデータベースに登録しなければならないが,エイリアス名を利用すればこれまで付いていた名称のほかにサーバらしい名称を付け加えることも可能なので,ネットワーク管理者によく相談するべきである.