石川光一
Windowsを利用する場合にも,インターネットへの情報発信を行うことは可能である.ただし,その実現方法はWindows 3.1/Windows 95/Windows NTにより異なり,後のものになるほど高機能かつ包括的なサービスを提供できるようになる.ここでは主としてWindows NT ServerによるWWW/gopher/ftpの提供について説明し,Windows 95あるいはWindows 3.1についてはいくつかのサーバプログラムの例を紹介する.
(1)IISの入手とインストール
IISは,マイクロソフト社のWWWサーバ<http://www.microsoft.co.jp>からダウンロードできるほか,パッケージ版(Microsoft Internet Information Server 1.0,定価12,000円)としても購入できる.IISはセットアップ・プログラムを起動し,指示に従って操作することによりインストールが可能で,5MBのハードディスク領域が必要とされる(ダウンロードした圧縮ファイルを解凍する時には,−dオプションを指定する必要があるので注意すること).なお,各サービスのデータファイルを保管する場所(IISでは「パブリッシュディレクトリ」という)を指定する時には,できれば後で変更する必要のないように注意するとよい.
(2)IISの設定の確認と変更
セットアッププログラムは処理の最後の段階でサービスを自動的に開始する.インストール後は「プログラムマネージャ」に「Microsoftインターネットサーバ(共通)」というグループが作成される.以後はサービスの開始・停止あるいは設定の確認・変更を行うには,その中の「インターネットサービスマネージャ」を起動して操作を行う(図1).
図1 インターネットサービスマネージャ
ここで設定を変更したいサービスを選んで右ボタンをクリックするとメニューが表示されるので,そこから「サービスプロパティ(S)...」を選択する.図2には,WWWサービスの設定画面を示す.「ディレクトリ」タブを選ぶと,小さな家のアイコンの付いた行が表示される.ここにWWW用のHTMLファイルや画像データなどを保管する.初期設定ではその中の「Default.htm」ファイルがホームページになる.
図2 「サービスプロパティ」の設定 (WWWサーバ)
このほか,gopherの場合にも同様にしてデータディレクトリの確認が可能である.ただし,gopherサーバではファイルをディレクトリに保存した後に,各ファイルごとの「タグファイル」を作成する必要がある.IISがインストールされているディレクトリの中の「server」というサブディレクトリにある「gdsset.exe」を利用する.より詳しくは,IISのヘルプファイルの中の「タグファイルの設定」という項目を参照するとよい.
また,ftpサーバの場合には「サービスプロパティ」の画面に「メッセージ」というタブが追加されている(図3).この画面でメッセージを指定しておくことにより,利用者にいろいろな情報を提供することができる.
図3 ftpサーバの設定画面
(3)注意事項
IISは,初期状態のままではWWW,gopher,ftpの各サービスを,誰でも,どこからでも利用できるようになっている.利用者を制限しユーザ認証を行うには,サービスプロパティの「サービス」タグの中の「匿名の接続を許可する(O)」のチェックを外す.また,IPアドレスによりアクセス制限をする場合には,「詳細設定」タグの中で指定を行う.