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 | AutoShare |  |
AutoShareは,AIMSにリストサーバのような機能を持たせるためのヘルパーアプリケーションである.AutoShareは,Info−Macに登録されている<ftp://ftp.riken.go.jp/pub/info-mac/comm/inet/mail/auto-share-10.hqx>.AutoShareのホームページは,<http://docs.kb.bib.dk/AutoShare/>にある.
1.インストール
1)AutoShareの現在のバージョンは1.0である.AutoShareは,起動ディスクにインストールしなければ正常に作動しない.起動ディスクにAutoShareをコピーする.起動ディスクであれば場所はどこでも構わない.
2)解凍した時にできるAutoフォルダをハードディスクの適当なところにコピーする.深い階層に入れると,後でフルパス名を書かなければならないので,一番上の階層に入れると楽である.ここでは,Boot VolumeのルートにAutoをコピーしたものとする.
3)AutoShareのパスの設定を行う.AutoShareを立ち上げ,「Preference」メニューから「Folders」を選択し,それぞれのフォルダを設定する(図1).右側にある「Select」ボタンをクリックすると,ダイアログボックスが表示されるので,階層をたどりながら設定ができる.
図1 Folders設定画面
4)AIMSを設定する.ここでは「test-ml」というメーリングリストを作ってみる.
- (a)AIMSで,autoshareというアカウントを作る(図2).
- autoshare@your.domain
- Save as files -> Boot Volume:Auto:Filed Mail(パスの最後にコロンは不要)
- (b)AutoのサブフォルダLSの中に,「test-ml」という名前の空のテキストファイルを入れる.これは,メーリングリストの名前である.
- (c)MailShareで,次の3つのアカウントを作る.
- est-ml Save as files -> Boot Volume:Auto:Filed Mail(図3)
- test-ml.m Mailing list -> Boot Volume:Auto:LS:test-ml.m(図4)
- test-ml.d Mailing list -> Boot Volume:Auto:LS:test-ml.d(図5)
- この時,まだ,「test-ml.m」,「test-ml.d」は存在しないが,そのまま続ける.
図2 AIMSアカウントautoshare設定画面
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 | 図3(左上) アカウント「test−ml」設定 図4(上) アカウント「test−ml.m」設定 図5(左) アカウント「test−ml.d」設定 |
5)Autoフォルダの中のArchivesサブフォルダのなかに「test-ml」というフォルダを作る.
6)適当なメールアカウントからlistserv@your.domainに向かって空メールを発射してみると,10秒程度で,autoshare@your.domainからメールが届くはずである.内容は,Auto:Docs:listserv:Defaultと同じはずである.
7)autoshare@your.domainに向けて,メールの本文に「SUB test-ml(名前)」と書いて送り返事を待つと,うまくいっていればメーリングリストに登録されたという意味のメールが返ってくる.
2.アクティブメンバーとダイジェストメンバー
1)メーリングリストを作る時は,Auto:LS:にメーリングリスト名のテキストファイルを入れておく.これは,初めは空のテキストファイルでよい(クリエイターは限定しない).ここでは仮に,「test-ml」としておく.
2)autoshare@your.domainにsub/unsub/set test-ml digest/set test-mlnodigest/を送ると,このtest-mlが更新される.test-mlの中味は,次のような構造になっている.
mackey@taro.miyazaki-med.ac.jp (Shinji Makihara)
yoshi@miyazaki-med.ac.jp (Yoshihara..1)
アドレスの後のカッコの中は名前である.名前の後に「..1」とあるのが,ダイジェストメンバーという記号である.
3)実際に即時に配送される(アクティブ)メンバーは,test-ml.mに登録されており,ダイジェストメンバーは,test-ml.dに登録されている.
autoshare@your.domainにsub/unsub/set test-ml digest/set test-mlnodigest/を送って更新されるのは,メインのtest-mlだけである.ダイジェストメンバーに切り換えた時に発生する更新は,test-mlの名前の後に「..1」が付くことだけで,test-ml.dには登録されない.では,どうするのかと言うと,AutoShareはtest-ml@your.hostにメールを受けると,まず,test-mlにしたがってtest-ml.m, test-ml.dを更新し,受け取ったメールに「Reply-To:」,「Errors-To:」を付加し,それから,おもむろにtest-ml.m@your.domainに向かって送信する.test-ml.m@your.hostは,「mailing list =Auto:LS:test-ml.m」となっているので,メールは無事に,アクティブメンバーに配送される,というしくみになっている.
4)test-ml.dの更新を行う.test-ml.dの更新の設定は,AutoShareの「preference」メニューから「Times」を選び,次のダイアログで行う(図6).ここで設定した時間にAutoShareレポートの発信・test-ml.m,test-ml.dの更新・Digest.htmlをtest-ml.dに送信という3つの仕事を行う.
図6 Digests時間設定画面
3.AutoShareのそのほかの設定
1)AutoShareの「Preference」メニューから「Miscellaneous」を選択すると,図7の画面が表示される.
図7 Miscellaneous設定画面
2)Address of the administratorには管理者のアドレスを入れる.ほかのサーバにあるアカウントでも構わない.
3)Address of the bounce accountには,このサーバにあるアカウントでなければならない.デフォルトでpostmasterとなっているが,これが一番無難な設定である.Postmasterのアカウントの設定は,管理者へメールを転送するように設定しておくと便利である.
- Log:ログのフォーマットを選択する.
- Format:ダイジェストのフォーマットを選択する.
- Bounce:バウンスメールの設定を行う.これは,「On」にしておくのが無難.
- Commands:コマンドメールを送る時,コマンドをメールのSubject欄に書くのかBody本文の中に書くのかを決める.
4.メッセージの編集
何も直さなければ,コマンドを送った後に返ってくるメッセージはすべて英語であるが,これを日本語に直すこともできる.日本語のメッセージにする時に気を付けることは,文字コードはJISを使用しなければならないということである.現在ではJeditというJISコードをそのまま取り扱えるフリーウェアのエディタがあるので,これを利用することを勧める.また,適当な長さで改行を入れてやることが必要である.
さて,そのメッセージはどこにあるかといえば,これまでの設定であればBoot volume/Auto/Docs/AutoShareにある.このファイルを開き,内容を見ながら書き換えればよい.もう1つ気を付けなければならないことは,「/=get」のようにコマンドが書かれている行は,コマンドを働かせるために必要であるので,削除しないようにしなければならない.
5.Tips
1)AutoShareは,基本的にはメーリングリストのメンバーからしかメールを受け付けないが,メンバー以外からもメールを受け付けたい場合には,AutoShareの本体と同じ階層にAll may contributeと言う名前のテキストファイルを入れておくだけで受け付けるようになる.このテキストファイルの中味は,どんなものでも構わない.
2)AutoShareをほかのアプリケーションと稼働させると,AutoShareが処理を始めた瞬間からほかのタスクが非常に重くなり,ほとんどなにもできなくなる.メーリングリストのメンバーが増加するにつれ処理に要する時間も長くなる.従って,バックグラウンドで走らせてというのは避けた方がよい.また,同時にPOPサーバとして使用する場合,AutoShareが走り始めると,ほとんど反応しなくなり利用者に不安を与える.こういった理由でAutoShareは専用のサーバで運用することを勧める.
3)メーリングリストを長く運用すると,移動などでメールアカウントが使用できなくなっていてもメンバーに登録されたままという事態が生ずることがある.管理者とするとエラーメールが返ってくるためどういった事態になっているのかつかめず,ましてメールで確認することも不可能なので大変困惑する.筆者は,1週間そのままアカウントを残し,メールが来ないというクレームが来ないならばそのアカウントを削除するという方針で運用している.また,メーリングリストにNIFTY−Serveなどメールの制限があるアカウントに登録され,そしてメールの数の多い場合メールを受け取れなくなる場合がある.そういった場合ダイジェストメンバーに変更することを勧めている.
AutoShareはかなり設定が面倒で,初めて使う場合には,正しく起動できるまでにかなり時間がかかるのではないかと思うが,機能の豊富さ・フリーウェアであることからまだまだ使用されていくであろう.