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WebSTAR/MacHTTP

 WebSTARおよびMacHTTPは,Chuck Suttonが書いたMacOS上で動くWWWサーバプログラムである.WebSTARがSTAR Nine社の商品でMacHTTPがシェアウェアという部分が異なるが,WebSTARは商品であるだけに機能も豊富でインターフェースも良好でスピードも速い.MacintoshでとにかくWWWサーバを動かしてみたいといった場合には,MacHTTPを使って始め,もし機能が不足するようになれば,WebSTARにアップグレードというのも1つの方法である.この場合それまで使っていたコンテンツには手を加える必要はない.WebSTARはSTARNine社のWWWサーバからデモ版がダウンロードでき,期間限定のキーを入れることで機能制限なしに動かすことも可能である.WebSTARとMacHTTPは,大部分は共通であるが,インターフェースが洗練されている点からもWebSTARを使う方がよいと考えられるので,WebSTARを中心に話を進める.

1.準備するもの

(1)サーバマシン
 Macintosh IIでも稼働させることは可能だが,PowerMacintoshを推奨する.RAMは,CGIアプリケーションをどれだけ動かすかにも関わるが,最低16MBあれば稼働させることは可能.ちなみに宮崎医科大学のWWWサーバは,PowerMac7100/66/40M RAM + TEXA RAID STATION 2GBで動かしている.


CGI(Common Gateway Interface)は,クライアントから送ってくる情報に基づいて自動処理を行うためのアプリケーションである.例えば,クリッカブルマップ・フォームなどの処理に必要なものである.CGIについては後でまとめて述べる.

(2)アプリケーション
<WebSTARあるいはMacHTTP>
 WebSTARは,StarNINE社のWWWサーバから最新版がダウンロードできるが,キーを入力しなければならない.デモ用のキーを請求したりオンラインで注文をすることも可能である.英語版でも日本語は問題なく発信可能である.メニューやメッセージが日本語化された日本語版はSRAが取り扱っている.教育機関には割引制度がある.

<Mac TCPあるいはOpen Transport>
 WebSTAR 1.2.5からOpenTransportに対応した.

<Apple Script PowerMacintosh>
 AppleScriptがインストールされていないと立ち上がらないので注意が必要.

(3)サーバコンテンツ
 HTMLで書かれたドキュメントで,サーバから発信する内容.HTMLの書き方に関しては,別に述べる.

2.WebSTAR/MacHTTPのインストール・設定

 ここでは,MacTCP/OpenTransportの設定は終わっているものとして話を進める.  オンラインダウンロード版では,webstar.seaという自己解凍型のファイルを解凍すると,WebSTAR Installというフォルダができるので,これからインストールする.CD−ROM版では,WebSTAR Installというフォルダを開き,それからインストールする.この中のインストーラを起動すれば(図1),必要なファイルは自動的にインストールされる.実際にインストールされるのは,このフォルダにあるWebSTARというフォルダと,MacTCP,AppleScript,それに加えてSystem7.1であればThread Managerがインストールされる.System 7.5以降では,Thread Managerはシステムに組み込まれているので,インストールされない.インストールが終わると,WebSTARという名前のフォルダができるので,それを開くと図2のようになる.  WebSTARを起動すると,シリアル番号を入力するように促されるので,キーの番号を入れる(図3).これだけでサーバは立ち上がる.NetscapeNavigaterなどで自分のIPアドレスを指定してみると,あらかじめ用意されているファイルが表示されるが,そこにはWebSTARに関する有用なリンクがあり,これを通して新しい情報を得ることができる.新しくコンテンツを作成する場合には,このWebSTARのフォルダの中に入れる.ルートディレクトリは,このフォルダとなる.

図2 WebSTARのファイル構成図3 シリアル番号入力画面


ルートディレクトリ
WWWサーバの一番上の階層になる部分で,URLでで指定されるフォルダ部分を言う.基本的にはルートディレクトリの外にあるファイルは,配信されない(ただし,エイリアスをディレクトリの中に入れてあれば,配信される).

 管理を行うためのプログラムとしてWebSTAR Adminがある(MacHTTPでは,MacHTTP.confファイルをテキストエディタなどで編集する).ここで,WebSTARに添付される管理用のプログラムWebstarAdminについて使い方を説明する.

3.WebSTAR Admin

  Adminの特徴は,次のようなものがあげられる.
 ・AppleTalkを使用したリモート管理が可能.
 ・複数のサーバを同時に管理できる.
 ・サーバの停止が可能.

4.WebSTAR Adminの準備

 図4 「共有設定」コントロールパネル  図5 「利用者&グループ」コントロールパネルを開き,ユーザをダブルクリックするとこの画面が表示される  図6 WebSTAR Adminの起動画面  図7 WebSTAR Adminのサーバ状況表示画面

 これでWebSTAR Adminの準備が完了である.次に各項目の設定法について説明する.

続く